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桜樹嬢、同じ16世としてなんとかせねば!
世界11億人のカトリック信者の頂点に立つローマ法王ベネディクト16世の足元が揺れている。ナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺を疑問視する発言をした司教の破門を解除したことが「最大の失態」と批判され、法王自身の不人気も相まって、バチカンを訪れる信者の数が大きく減っている。
バチカン市国は11日、成立から80周年を迎え、本来であれば祝賀ムード一色のはずだが、逆に緊張感に包まれている。きっかけは、教義の解釈をめぐる対立から破門された超保守派司教4人に対し、1月に破門の解除を決めたことだ。その1人が、昨年11月にテレビインタビューで「ナチスのガス室で殺された者はいない」とホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を否定したことから、批判が巻き起こった。
バチカン側は4日に「法王はホロコーストを否定しない立場を明確に表明している」と声明を出したのに続き、8日に法王がメルケル独首相と電話会談。12日には法王が米国のユダヤ人団体の代表と会見し、キリスト教とユダヤ教の宗教対話の継続とともに、5月に両宗教の聖地エルサレムと聖誕教会のあるパレスチナ自治区のベツレヘムを訪問することなどを確認し、火消しに努めた。
だが、独ではホロコーストの否定や矮小(わいしょう)化は刑法に違反する行為にあたるため、司教のインタビューが収録された独南部レーゲンスブルクの検察当局が捜査を開始。司教の発言を放映したスウェーデンの放送局関係者から事情を聴くなど問題はくすぶり続ける。
法王はこれまでも、イスラム教の聖戦(ジハード)に否定的な発言をしてイスラム諸国の反発を受けるなど、失態が目立つ。今回の問題では「政治的センスのない発言や鈍い対応など、最大の失態」(バチカン関係者)との声も上がっている。
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